無計画に月商100万円に「なってしまう」ことの恐ろしさ。

「そうは言っても、何だかんだ、
せどりの月商を高くすれば入金額も増えるし
月収も一緒に上がっていくんじゃないの？」

きのう、

「弱者（＝資金の少ない人）は、
月商よりも月収を高めることを意識すべき」
って内容メールをお送りしました。

それを読んで、
そう考えた方もいると思います。
あなたも、そうかも知れません。

それはもちろん正解です。
正解なんですが、それを言う資格があるのは

月に50万とか100万とか仕入れしてなお、
パンクしないだけの充分な資金があって、
しかも商品を回転良く売り上げることができる
”強者”だけです。

僕がリストに載せていたように
2万5000円の資金を使って、
100個くらい商品を仕入れて
合計で35万円の売上げを出すやり方もあれば

2万5000円の資金を使って、
1個だけ商品を仕入れて
単発で4万円の売上げを出すやり方もあります。

商品の回転がめちゃくちゃ早いなら、
後者のやり方も、正しい実践の仕方です。

同じような商品だったら前者のやり方だと、
仕入れた後の梱包発送作業が、
後者よりも時間かかっちゃいますしね。

少ない作業時間でより早く利益を取れるのは、
おそらく後者のやり方でしょう。

そういう意味で、
積極的にゴリゴリと資金を振り回して
仕入れ単価の高い商品を主に仕入れてく、
マッチョなせどりのやり方も有効なんです。

（月商1000万とかになってきたなら
むしろそっちを積極的にやった方がいい）

でも、たとえば、、

「けっこう売ってるはずなのに
全然儲かってる実感がないなー」とか、

「なんか月商は増えてきてるんだけど、
入金されたお金の大半が次の仕入れに消えてるなー」

なんて人は、
まだまだ、そのステージに行くには早い。

低単価仕入れをやりながら、
着実に「お金を稼いで」いった方がいいです。

あとは、購入者からの「評価」が
低いor少ない人。

作業時間を多めに取ってでも、
1つでも沢山の商品を売ることをお奨めします。

・良い評価の割合が99％の出品者
・良い評価の割合が25％の出品者。

あなたなら、
どちらの出品者から商品を買いたいですか？
って話しですし、

・良い評価の数が100個付いてる出品者
・良い評価の数が1個しか付いてない出品者

あなたなら、
どちらの出品者の方が信用できますか？
って話しです。

1個の商品を売って、
Amazon購入者から貰える評価の数は、
どんなに運が良くても1つです。

100個の商品を売った場合に付く
評価の数を上回る可能性は完全にゼロ。

万が一、悪い評価を貰うハメになっても、

沢山の数を売っているセラーの方が
そこから良い評価を集めて、挽回するのが
容易なのは言うまでもありません。

1個しか売ってないセラーは、
悪い評価が1つ付いたらオシマイです。

評価数が5個程度で、
”良い評価”の割合が50％とかのセラーを
僕は何人か見かけたことあります。

彼らを一定期間観察してみたら、
全然売れない。いつまでも売れない。

・・・超悲惨ですよ？

最終的に大幅に値下げして売ってましたが、
仕入れ値と売り値の相場を見た限り、
大が付くほどの、赤字です。

100円仕入れの商品だったら、
どんなに大損こいたとしても
MAXで100円の赤字にしかなりません。

（中古CDのせどりでそんなことって、
滅多にないですけど）

でも、

2万5000円仕入れで利益率の低い商品なんて、
売れ残ったり下手に値下げしたりしたら
目も当てられない程、大ダメージですからね。

・・・あ、そうそう。

そうだ。これも言っておかないと。

全せどらーの、”生死”を分ける話を
もう1つ思い出しました。
大袈裟じゃなく大マジで
せどらーとして、生きるか？死ぬか？の話。

あのー、

”利益率”の計算が間違ってる人多いです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕が言ってる利益率っていうのは、
”純利益率”のことですからね。

（　純利益率やその計算方法などについては
こちらの記事に書きましたのでご参考を
【本当は怖い】せどりの利益率計算の話　）

これが15％切ってる人は赤信号です。

昨日もお話ししたことですが、

年商1000万円を越えるセラーは
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
消費税を払う義務が発生してきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

利益率15％とかで、戦略もなく、
テキトーに仕入れ販売してるセラーさんは
その2年後に、とんでもないメに遭いますよ。

年商1000万ってことは、
月に84万くらい売上げ出してたら
あっさり到達します。

・・・2年後の悲惨な末路を考えると、
到達「してしまう」と言った方がいいかも知れません。

利益率を低空飛行させたまま、
「月商100万せどらー」やってる人は、
赤字とかってレベルじゃない痛手。

”月商”100万に”なってしまう”こと自体は
そこまで難しくないですからね。
（100万使って仕入れして100万売上げても
別に月商100万を名乗れますから。極論。）

2年先まで見据えて、
なおかつ、利益を上げながら資金を回せる。
そこまで出来て、初めて”強者”です。

うーーーん・・・・。

やっぱり書けば書くほど、

お金に余裕がない人がイキナリ、
”強者”と同じようなせどりをするのは
あまりにもリスキーな気がしますね・・・。

「お金をジャブジャブに使って、
月商にコミットしつつ利ざやを抜く」
ってやり方ができるのは、

今すぐに100万円とかドカンと手放して、
資金投下できるような強者の特権です。

弱者は弱者であることをちゃんと自覚して、
段階をちゃんと踏んで”強者”になる。
それから高額商品を取り入れつつ稼ぐ。

っていうステップで売り上げを増やすのが
やっぱりBETTERだな、と思います。

お金稼ぎたくてせどりをはじめたのに、
せどりのせいで苦しむハメになった・・・
とかそういうの、僕たちは絶対に避けなきゃダメですね。

というわけで、

今日の話を受けた上で、あなたが
「あ、良かった。自分は”強者”だ」
と、思えた場合。

そのまま頑張ってください。応援してます。
あなたなら大丈夫です。

「あれ・・・自分、弱者じゃね？」
としか思えなかった場合。

家電とかヘルビとかおもちゃとか・・・・

そういうのは強者になってから
ガッツリと仕入れれば良いんですよ。

「あれ・・・自分、弱者じゃね？」
としか思えなかったあなたを、
「大丈夫」と言えるようにするので、

もうしばし、
お付き合い頂けたらと思います。

まずは”弱者”⇒”強者”を目指しましょう！

ではではー。

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