「あれ買いに行こう」と思って買い物に出かけて、
見事に「あれ」だけ買い忘れて帰ってきがちでおなじみのラッタです。
・・どこかで書いたことあるかなー?
書いたことなくても、
「あー、、嫌いそうだもんね」と思われるかもしれませんが…
2000年代の流行歌に多かった、
「不器用な俺だけど〜」的な歌詞。
どうも好きになれません。嫌いです。
言葉自体がどうこうではなく、
その前後の文脈が。
自分の弱さや欠点を隠すことなく表現することで、
「それでも頑張ってる俺!」
「それでも大好きな君に伝えたい俺!」
にポジティブに繋げる感じ?
一種のアピールというか、
不器用であることをかっこよく見せようとする感じ?
少なくとも
かっこよく見せようとする余裕あるやん、と。
ちょっと器用やん、と。
もはや武器。
不器用どころか”武器”用やん、と。
不器用とか不完全って、
そんな自己陶酔できるほどいいもんじゃないっすよ。
このテの歌が流行ってた、
20代の頃なんかはとくに、
真正の不完全カエル野郎のわたしは反発してたわけです。
ただ、こないだふと思いました。
不器用讃歌みたいな曲って
昔に比べて減ってきてる?
・・・いや、
おっさんの僕が知らないだけで、
若い人のあいだではそうでもないのかもしれないですけど、
少なくとも「コンビニでたまたま聞こえてきて気分が悪くなる」
ってことは少なくなったように感じます。
一方で、、
今日のメールの件名。
僕、「あのちゃん」好きなんですよ。
ミュージシャンとしてのあのちゃんも。
代表的なところだと、
この『普変』って曲とか。
♪
「人と違うのが普通で
ズレてるから光るのに
その個性を大事に」とか笑える
神かよ
ムカつく
ちゃんとしてるのにいつもおかしくて
それでもこれしかなかった
誰かが言う変なんて
せいぜいたかが普通の変だ
怒ってる 別に普通
♪
・・よくないですか?
この歌詞を書いたのは
クリープハイプの尾崎世界観さんですけど、
あのちゃんの曲は本人作詞のものを含め、
これ系のフレーバー強めです。
不器用や欠点を隠さないという点は、
一見、僕が嫌いな類の歌詞と共通している。
だけど、讃歌では絶対ないですよね?
周りとズレてることに対する
ある種のあきらめさえ感じられます。
なんというか、
ひと昔前の「ありのままの自分」よりも、
今の表現って、一段階深い。
こういうメッセージが多いからか、
嫌う人の100倍以上の振り幅で
好きな人は徹底的に好き!ってのが、あのちゃんってキャラクター。
本人的にはおそらく打算はないのでしょうが
結果的に、不器用さや欠点が武器になってます。
今の時代に求められてる、
情報発信のかたちとして教材になる部分もある。きっと。
・・・まあ、
あんなにも本音をさらけ出すのは、
リスクも大きくなるので、さすがに万人にはおすすめできませんけど。笑
でも、
Xのフォロワー100万人とかならまだしも、
僕たちなんて、せいぜい数百〜数万人くらいの規模感。
よほど非倫理的な発信でもしない限り、
日々、大きなリスクにさらされるなんてことは基本的にないはずです。
情報発信って、
・物議を醸すくらいがちょうどいい
・万人ではなく少数に深く突き刺す
が基本。
今の時代のトレンドでもある。
「剥き出しにして尖らせる」
無理する必要はないけど、
できる範囲で心がけていきたいものですね。
以上!
Have a Nice Day&Night!