「鉛筆1本で線をかける距離は56km」
と聞いて、すごいのかすごくないのかピンときてないことでおなじみのラッタです。
先月まで開催していた、
34回無料コンテンツ大賞のあれやこれやを見ていて、
ふと思ったことがありまして・・
2006年頃に、
サービスを開始したメルぞうさん。
僕がwebビジネスの世界に参入した2013年末には
最大手の無料レポートスタンドとして君臨し
老舗のオーラが漂い始めていました。
そこからさらに10年を経て、
去年、メルぞうは大幅リニューアル。
印象的なのは下記の2点でしょう。
・無料レポートといえばメルマガ発信者のためのものだったけど「無料コンテンツのメルぞう」になることで、メルマガをやっていない方でもコンテンツを発表できる場所に。
・リニューアル前まではビジネス系のレポートがメインだったが、ジャンルの垣根を超えて幅広い種類のコンテンツが掲載されるようになった。
簡単に言っちゃえば、
「裾野(すその)が広がった」ってことですね。
発信する側にとっても受け取る側にとっても。
事実、第34回無料コンテンツ大賞では、
けーふさんの『サハラマラソン体験記』や、
ハルさんの『今だから知ってほしい呼吸の重要性と呼吸法』など、
ビジネス系以外のジャンルのコンテンツも優秀賞を獲得しています。
ただ、
作り手と受け手のそれぞれの裾野が増えて、
掲載されるコンテンツジャンルを越境し、
ひたすら進化し続けるメルぞうさんですが、
一方で原点回帰的な風味も
少なからず感じられます。
先月の無料コンテンツ大賞って、
結論、「レポート」が人気でした。
まあ、レポートと一口に言っても
いろいろ形式があるのですが、
この業界で「無料レポート」というと、
ある特定のテーマやジャンルに関連する
・発信者の体験談
・発信者の視点や解釈に重きを置かれたもの
の、どちらかであることが多い。
単なる情報の羅列ではなく、
「作者ありき」で作成されたレポートが人気
ってことです。
少し前だったら、
たとえばどっかの発信者が訳知り顔で作ってる教材なんかでも、
「ほかのコンテンツを丸パクリして
自分のコンテンツとして作りましょう!」
みたいなものがあったりしましたし、
(バカなのか?)
そんなノウハウ(?)をありがたがって
「稼げる!」とかありがたがって飛びつく人も少なからずいました。
(バカなのか?)
だけど、いよいよ、
そんな時代じゃないってことですね。
だって、情報そのものは腐るほど溢れてるんですから。
(すでに腐ってるのもあるけど)
そしていい加減、
単なる情報…
お客さんもそんなもんに価値を感じなくなってきています。
よく「情報のシャワー」とか言うけど、
浴びなきゃだめと
法律で決まってるわけじゃあるまいし、
コックをひねらなければ、
要らん情報なんて浴びずに済みますからね。
一部のシャワーの需要は、
今や音速で価値を落としていってます。
コピーコンテンツでどうにかできる時代…
おーしまい!
これからの「情報」ってのは、
「体験談」や「解釈」と
人ありきのものであると定義を置き換えてもいいくらいだと思います。
少なくとも、コンテンツビジネスでは。
ということで。
第35回無料コンテンツ大賞を
もしあなたが目指されるとしたら、
「体験記」
これを作っていくのがとてもいいと思います。
「いろんな体験していこうぜ!」的なベタな着地です。笑
そんなこんなでだらだら所感を書いてみました。
Have a Nice Day&Night!