かぎかっこ3個つけちゃったよ。

どこかで話した気がしますが、
わたくし、自分の声が非常にコンプレックスでして。

こういう仕事をするようになってからは
音声収録したり聞き直す機会も増えてきたので、

喋ってるときの声は
ほんのちょっとは慣れましたけど、

歌ってるときの声とか
いまだにコンプレックスなんですね。
いやー苦手。。

ただ、そんな僕でも、

なにやら、やむにやまれぬ感情になって、

安っすいアコースティックギター1本持って
千葉の津田沼駅に歌いに行ったことがあります。

マイクもアンプもなし。でかい声出そうと。

ハタチの頃。
生まれて初めての路上ライブです。

ヘタなりに必死こいて歌ってたからか、
通りすがりのおっちゃんに1000円もらったりしました。

警察の人もなんか優しくて

「あと15分続けたらやめさせるからね」と
謎に猶予もらったりして、

「あれ・・・ちょっとこれ楽しいじゃん」
とか思ったりして。

普段はバンドの中で
ボーカルさんに歌ってもらってたオリジナル曲を自分で歌ったりして。

めちゃくちゃ歌いづれえな。
なんだこれと。
自分で作曲したくせに。

「よく歌えるなボーカルってすげーな」とか思いながら。

そんな中、

ちょっと離れたところに、
高校生くらいの女の子が聴いてくれてて。

ポツンとひとりで。
しゃがみながらずっと、こっち見て聴いてくれててですね。

「さっきおまわりさんに注意されてから
もうすぐ15分かー。撤収するかー」と

オリジナル曲歌い終わって、
ギターしまって帰り支度してたら、

その女子高生、こっち近づいてきて。

「このあと駅のホームからダイブしようと思ってたけど、明日まで生きることにした」

とか言ってくれて。

あれ、嬉しかったなー。

ハタチくらいの僕はKindleにも書いたとおり
「救えんかった」が頭ん中グルグルしてた時期だったからね。余計に沁みた。

その子からは、
先々月に「3人目生まれましたLINE」来ました。

1日延命どころか、
めっちゃ生きてるじゃん。

めっちゃ生きてるどころか、
生きもの産んでんじゃん。3体も。笑

そういや、
生まれて初めて雇われずに稼いだお金（1000円）もそうだし、

自分の作ったもので
誰かがちょっと影響を受けてくれたのもそうだし、

たぶん、あれが僕にとっての、
初めての作品体験です。

そのあとバンド頑張って
「命救われた」みたいに言ってくれるお客さんも少し増えて、

バンド解散してからは
ゴーストライターとして地下アイドル向けに作詞曲して、

もらえるギャラはとてもシブイ感じだったけど。笑

それ以上に「救われた」って言ってくれる人がまた増えて、

女子高生以外にも
アイドルヲタのおっさんにも
リーチできるようになったのが妙に嬉しかったり。

まあ、そのあと、
メンタル病んで借金もあったしで
音楽からは遠のいたんだけど。

でも、そこからなんの巡り合わせか、
個人でビジネス始めて教えるようになって。
コンテンツなんかも出して

こっちはお金受け取ってる側なのに
「ありがとう」なんて言ってもらえて。

Kindle書いて、
コンテンツ作って、

気がついたら「救われた」なんて言ってくれる人が
びっくりするくらい増えてて。

今は、誰かが「つくりもの」をするのを

手伝ったり、
ちょっかい出したり、
見届けたりする奇怪な活動してて。

それでまた喜んでもらえるもんだから、

なんか幸せな活動してるよなーと。
ふと思いました。

・・・と、

ダラダラ書いてしまいましたが、

「いいぞ、作品って」的な話です。笑

たまに読者の方から、

「コンテンツビジネスって稼げるんですか？」

って、スーパーど直球なご質問をいただくのですが、

どうなんでしょうね？

僕は音楽はダメだったからすべてとは言わないし、

ジャンルによるんでしょうが、

稼げるんじゃないですか？

自分が一生懸命作ったものを
誰かが受け取って一生懸命体験してくれて

場合によっては
「命救われた」くらい言ってもらえて

よく考えたら、
お金にならないほうが不思議よね。

誰かの人生を変えるんだから。

当然、僕だけじゃなく、

「作品的コンテンツ」を一生懸命作って、
その作品の作り手としてふさわしいキャラクターで在って、

そこまでして、
誰からも無視されて手に取ってもらえないって人、
あまり見たことありません。

「世界に一つだけの〜」ってやつだよね。
もともと特別なオンリーワンが、
地球上の誰からも見向きもされないってほうが難しい

さっきから書いてるとおり、

「「「その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい」」」

の、条件付きだけどね。

大事だから、かぎかっこ3個つけちゃったよ。

「絶対稼げます！！！」とかは言わないですよ？
断言するのは法律的にたぶんアレな気がするし。

でも「気になるならやればいいじゃない」
とは素朴に思います。

やるなら手伝いますし。

そんなわけで、
つらつら書いてきましたが、

「一生懸命になればいい」
の覚悟ができていたら、

「相手の人生を変えてしまう」
って覚悟ができていたら、

こちら、明後日を以て終了です。
よかったら滑り込んでおいてください。

→ → コンテンツクリエイターズ

では

Have a Nice Day＆Night！