今日、バスを乗り継いで、
1時間ほどかけて病院に行ってきました。
目指すは「歯科口腔科」。
僕の口の中には
親知らずが1本残っていてですね。
放っておいても別にいいんですが、
親知らずの生えてくるような位置って
食べ物が詰まったりするじゃないですか。磨くの大変だし。
だから抜いてしまおうと。
そして、その親知らず、
けっこう複雑な生え方をしているようでして。
近所の歯医者さんに紹介状を書いてもらい、
私は大きめの病院へ向かったのだ。
(なんだこの言い方腹立つなw)
病院に到着。
まずはレントゲンを撮って、CTを撮って、
その他諸々のチェックをしてもらった結果、
すっげー痛い手術になるかもしれないと。
そこで「全身麻酔」なるオプションを勧められまして、
そのまま説明を受けていると、
・費用は8万円
・3泊4日の入院が必要
・抜糸代は5000円
・麻酔&入院代が75000円
・・・結論、お見送りとしました。
検査に1万円かかったけど、
まあでも即答で
「入院するならやめときます」。
問題は3泊4日という期間。
ぶっちゃけ3日も仕事やれば
8万円どころじゃない金額稼げますし、
勉強や仕組みづくりだってできる。
でも病院の中だとインターネットを満足に使えません。
できることも限られてきますから。
これが緊急で抜歯しなきゃダメとかなら話は別なんですが、
別に虫歯じゃないし今痛いとかでもなく
「ちょっと不便だなー」程度。
それなら虫歯になるなり痛みを感じたときに抜けばいいやーって。
この「やめる」を決断するスピードは、
ある意味、僕の強みだと思ってます。
もし僕の思考回路が1mmズレてたら、
「でも検査に1万円かかっちゃったし、
来年とかに親知らずに虫歯とかできて痛んで抜くことになったら、
レントゲンとCT撮り直しでまた1万円かかっちゃうよなー」と、
「3泊4日の期間」でできることより、
「せっかく払った1万円がもったいない」とかで手術を受けていたかもしれない。
(別にそれもタイミング次第ではいいんですが、
今の僕は仕事めっちゃしたいモードなので)
サンクコスト(埋没費用)
=「すでに支払ってしまい、取り返すことのできない金銭的・時間的・労力的なコスト」
に対して「もったいないから」って理由で
捨てられない感覚が僕にはあまりありません。
・さよなら、赤信号の原稿とか4回最後まで書いて「納得いかん」ってなって4回とも白紙に戻したし、
・鹿音のまことさんの曲に「傷名」の歌詞をつけたときも7回くらい書き上げたものを捨てたし、
・Lau projectとかLau essentialの音声も「最後まで録り終えてから」消したものってけっこう多い。
・僕の書くセールスレターって長いと思いますが、あれでも1/3くらいバッサリ削ってます。
「せっかく作ったのに〜」的な発想がないんですよね。
これいつからだろ?
バンドやってた時期くらいからだな。うん。
「どんなに心血注いで一生懸命作ったものでもダメなもんはダメ」って世界だし。
で、
これは個人的に助かってると思います。
やっぱり「もったいない」ってなる人、
多いんですよ。コンサルやってると実感します。
気持ちは分かる。
せっかく作ったものがゼロになるんだから。
「ここまで時間やお金をかけてきたのが無駄になる!」って。
だけど、
やっぱりサンクコストって
バッサリ見限った方がいい場合も多くて、
間違えた方向にどれだけ爆進しても間違いが大きくなるだけだし、
沈むことが決定してる船の甲板をどれだけ磨いても、
その船は沈む運命を逃れることはできない。
パッとゼロにして、
気持ちを新たにリスタート!
言うほど簡単ではないかもしれないけど、
その方がいい結果をもたらすこと多いです。
(あと、経験則で断言できるけど、
セールスレターとかメルマガとかの
「ライティング系」は基本的に書き直せば書き直すほどよくなります)
一説では、「もったいない」という言葉は
日本語にしかないって聞くし、
僕も「もったいない精神」ってすごく素敵な概念だとは思うんだけど、
しがみつくあまり、
もったいないお化けに取りころされてしまっては本末転倒です。
親知らずの抜く抜かないは
僕の個人的な事情と価値観なので全然参考にならないと思いますが、w
あなた自身、
「こだわりが強くて先に進めない」って予感めいたものがあるとしたら、
えいや!でゼロにしてしまうのも、
その後の展開をとても素晴らしくしてくれるかもしれません。
なわけで、
今日はこのへんで。
Have a Nice Day&Night!
途中で辞めるのは勇気がいりますね。